大塚宣仁について
「人を大切にする経営」を、
きれいごとでは終わらせない
経営者の夢を応援する会社
銀行に勤務して6年、私は次の道を考え始めていました。背景にあったのは「経営者の夢を守る存在になりたい」という思い。私は、融資担当の一銀行員として経営を応援するだけでは、解決できない問題がたくさんあると感じるようになっていました。
同じ思いを持つ営業マンの仲間と意気投合して、財務コンサルティング会社を設立することにしました。目指したのは、「財務の知識を駆使して、経営者の夢を応援する会社」しかし、ビジネスの世界は甘くはありませんでした。
創業当初は、見込みの5分の1しか契約が取れず、あろうことか、最大クライアントに契約を切られるというアクシデントが発生。出し合った資本金がどんどん減っていきました。
「なんとしてでも、どん底からはい上がらなくては」
ずば抜けて営業力のあった先輩が社長を、私が右腕の役割を担い、アクセル全開で頑張りました。その頃の私たちが商談に行って、勝ち取れない案件はなかったほどの猛進撃。
後から聞いたことですが、当時の社長は猛獣、私は猛獣使いと噂されていたそうです。
一人で頑張っても契約が取れなかった時、社長が言ってくれた言葉はとても励みになりました。
「俺の読みが甘かった。20代でコンサルの契約は無理だよな。でもやってることは間違ってない。俺はカードローンの枠が900万あるから、お前たちの給料は当分払える。だから、安心して自分を磨いて欲しい」
「こんなに支えてくれて、チャレンジさせてくれる社長に報いたい」
「経営者は孤独というけれど、この社長を孤独にはしたくない」そう思いました。
努力の甲斐あって会社は危機を乗り切り、創業4ヶ月目に黒字達成。経営を軌道に乗せ、年末には、社員と家族を沖縄旅行に連れて行くことができました。
「俺達は、自分たちで会社を作って、お客様と契約をして、家族を沖縄に連れて来られたんだ」
夏には熱中症になりそうな、古いビルの事務所。最初はキャンプ用のテーブルで仕事をしていました。
日課は、毎朝5時集合のチラシのポスティング。クーラーが壊れたときは、扉全開の冷蔵庫にサーキュレーターを入れて、風を送りながら働きました。
本心は誰もが不安でした。でも、それを口にする人間は1人もいなかった。みんなで乗り切ったのです。
頑張って夢を叶えた自分たちが誇らしくて、沖縄のホテルでみんなで泣きました。
仲間を幸せにすることができなかった
創業9ヶ月目に新規事業として不動産業をスタートさせるなど、事業は順調に伸びていきました。けれど、事業を拡大していくにつれ、気持ちがすれ違うようになっていきました。
社長は目の前の収益に目が向くようになり、結果の出ない社員を責めるようになったのです。理由はいろいろあったでしょう。資金の借入をしたから、売上が伸びないと心配でたまらなかった。不安に襲われると、周りの人を信じられない気持ちになったのかもしれません。でも心の底では、社長として社員と会社を守りたいという気持ちで、思い悩んでいたのだと思います。
「稼ぐやつが偉い」そう言われると、収益を上げていない人間は何も言えなくなります。いつの間にか会社は競争の場所になり、誰もが孤独になっていきました。
しかし、怒っても業績が上がりません。人は緊張しすぎると良いパフォーマンスは出せなくなります。人が成長するためには、安心して仕事に向かえる環境が必要なのです。
ことあるごとに「怒鳴っても会社は良くならない」「怒ってばかりいたら誰もついてなくなる」と社長に話しました。違和感を飲み込みながら、社長と社員の橋渡し役になろうと必死に努力した。そして、会社を支えるためにそれまで以上に働きました。
1つの契約が取れると喜び合い、自分も負けまいとやる気を出し、支えあってきた絆を信じたかった。誰のことも孤独にしたくなかった。
それが2年以上続き、飲み込んでも、飲み込んでも、湧き出してくる違和感を飲み込めなくなった時、私は会社にいることができなくなりました。
「社長を孤独にしないと決めていたのに、もっともっと向き合って、とことん対話していれば、何かを変えられたのではないだろうか」
「私は、社長に恩返しができなかった」
自責と無力感。ものすごい疲れが全身を占領していました。
右腕チームを作る
一人になった私を待っていたのは、企業経営者の右腕の仕事でした。お客様である経営者と腹を割って話してみると、ほとんどの人が同じ目線で話し合える右腕がいないという悩みを抱えています。私は、銀行員時代から「右腕にならないか」と、いろんな方から誘われていました。
財務管理が苦手な経営者はたくさんいます。もちろんそれは経営者の仕事ではない。しかし、経営者が財務状況を知らないと、正しい経営判断は出来なくなります。
また、財務状況をわかっていても、1人で考えているだけでは判断を誤ることもあります。これは、経営者1人の問題ではなく、経営者の意図を理解し、資金繰りや経営の問題に携わってくれる幹部社員がいないことが問題です。
強い志と愛情を持っていても、話すのが苦手な経営者もいます。社員を大切に思っているのに、それが伝わらない。お互いが理解し合えず、心の壁がどんどん厚くなっていく。
これも、経営者だけの問題ではなく、社長と社員の間をつなぐ存在がいないことが原因です。
会社を成長させるためには、経営者だけではなく右腕の力も必要なのです。
「お金のことを相談できる人がいなくて、いつも一人で悩んでいた」
「社員が、考えていることを話してくれるようになり、夢を共有できるようになってうれしい」
孤独な経営者をサポートすることで、滞っていた会社の歯車が、噛み合い、回り始める。経営者とそこで働く人たちを幸せにできる。それは私にとって、とてもやりがいのある仕事でした。
右腕塾
「自分が培ってきた知識や経験が、こんなに役に立つのであれば、私の使命はそれを提供することではないだろうか」
私の胸の中にある「何か」が、そう言っているような気がしました。
「お金のためでもなく、社長1人のためでもなく、夢を持って働いているたくさんの人たちのためにがんばれ」
そう言って、私の背中を押すその「何か」は、これまで出会った人たちが私に注いでくれた、たくさんの愛情なのでしょう。私はその愛情に支えられたから今がある。今度は私が支える番が来たのだと思いました。
私は、企業の中に経営者の右腕チームを育てる「右腕塾」の開講を決意しました。
私が1人で右腕の仕事をしても、幸せにできる会社は限られてしまいます。けれど、企業の中に右腕のチームを作れたら、幸せな会社がたくさん増えていく。ひいてはそれが、「企業と働く人が心から豊かになり、幸せの連鎖が生まれる世界を作る」という私の願いにつながる。
孤独な社長も、孤独な社員も無くしたい。自分が経験してきた成功と失敗、そのすべてを土壌にして、右腕が必要な社長と、会社を支えたい右腕候補の社員をつなぐために力を尽くしたい。
私は、経営支援のプロフェッショナルとして、これからも「人を大切にする経営」の実現に向けて挑戦し続けます。
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